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BBS


前橋ワークショップ! by やえこ [ 2018/11/13(Tue) 00:01:51 ]
前橋ワークショップ観に行きました。
ありがとうございました!

残念ながら太田には行けなかったのです。
初のネバセイ!楽しみにしていました。
またまんまとはまってしまいそうです(笑)

先生がおっしゃっていた通り、本当にどの役柄もそれぞれが個性的で『全員主役』の意味がわかりました。
皆さん素晴らしいのですが、特にさーやさんの冷徹ぶりは頬を張られたようなショックでした。いい意味で笑

それから公演後の交流会でも話が出ましたが、見た目も中身も人種の違いをよく工夫されているなと思いました。アメリカ、スペイン、ロシアとどこを取っても実にそれらしくて(^-^)

そして毎回ですが、今回も。合唱と群舞がとても良かったです。
難しいことは抜きにして、全身でまっすぐに訴えてくるところに心底惹かれます。
来年の本番、期待していますね。
頑張ってください!
Re: 前橋ワークショップ! by さえ [ 2018/11/13(Tue) 22:00:52 ]
やえこ様

マーク役を演じました萩原です。
前橋WSにご来場下さり、ありがとうございました!
アラムニーの作品に出てくる役はどれも個性的ですよね!
武正先生がそれぞれの役に込めて下さったものを
どうやったら表現出来るのかと研究していくところにアラムニーの面白みがあるのかなと思っております(^^)
来年の本番ではそれぞれの役を更に深められるように努力して参ります!ぜひお楽しみに♪
前橋WS感想(1) by パユ吉 [ 2018/11/13(Tue) 22:43:50 ]
 「ネバセイ」前橋WSの感想文です。BBSへの貼り込みテスト第二弾。2000文字単位に切って、スレッドへの返信に徹して。やえこ様投稿の後ろに失礼します。

【注意】
 本内容はミュージカルの中身に踏み込むものがあります。先入観を得たくない方は、この先をお読みにならないでください。

---(以下、本文)---
2018.11.11.Sun.前橋WS

 太田WSに引き続き拝見となります。
 太田では荒削りなところが随所に見えていましたが、太田上演後に劇団内部で相当の話し合いが持たれたのでしょうか、前橋ではずいぶんと丁寧な作り方をしてきたな、という印象を持っています。太田では「わかりにくい」とこき下ろした2幕は、幾分かわかりやすくはなっていますが、まだ練る必要がかなりありそうですぞ。
 太田で武正先生が、「脚本は脚、台本は台」と最初に話されていました。完成した脚本・台本であっても、それはベースとなるもので、演じる者はそれに捕らわれる必要はなく、演じる者の演じたいやり方で勝手に変えていけ、自由に作り替えて行っていい、という意味だと思うのです。足りないところは付け足して、つじつまが合わないところは、流れやセリフを修正して、肉付けをして行ってかまわないと思います。

 太田とかぶるところはできるだけ省略して、気づいたところを書き出していきます。実は上演を見ながら書き取っていたベースとなるメモ書きは、太田のときよりも分量が多いのです。

【1幕】
■1場
 ジョンはベテランのハギちゃん。老練さにかけては一日の長があります。あのクールさはとてもいい。落ち着きのある演技で、出だしの賑やかさを引っ張っていってくれていました。
 ♪ココナツ:背景投影物が使えないハンディはありますが、華やかさの演出にやや難有りと感じています。たぶんちょっとしたことで、バックダンサーさんに派手目の笑顔が欲しいところです(ちょっと笑顔が足りないの)。ハリウッドのショータイムです。見せる以上に仮想の観客をも楽しませるダンスにして欲しい。ダンスはバック演技で、セリフは上手側で行われるので、人目につきにくいところなのですが、ときおりいるひねくれ者は、バックダンサー側に意識を集中させてしまうのです。この修正は容易だと思います。
 キャサリン:「仕事が欲しいの」 切実なうったえのはずですが、この表情に真剣味が欠けている感じ。「まじめな『文芸作品』なんですから」との痛烈な皮肉に対しての応答もなく、続いてのエレン・マークと立て続けに皮肉を言われても動じないところに、少し違和感を抱きます。かなり落ち込みそうな場面ですが、どう表情で返します?
 ♪偽物の:歌詞による解説がされているのですね。この歌詞の意味はすごく大切なところだと感じました。国際情勢の背景説明まで入っているので、聞き逃すと、後のストーリーの理解に影響を及ぼすほど。
 フラメンコの型:見応えのあるダンスですが、「カルメン」体験世代はフラメンコの動きがこなれているようです。比べて見てしまうと違いが見えてしまうので、比べないようにすれば問題はありませんが、こういうところにもひねくれ者がいるのです。かほさん、めるこさんから後進にフラメンコ技術の伝承をしっかりと行って欲しい。(腰の使い方のちょっとした差なのかなあ?)
 キリスト教に由来する言葉が立て続けに出てくる場は、キリスト教にあまり縁のない日本人にはわかりにくいところかもしれません。仏教徒の中学生(?)にわかる内容にまでかみ砕く必要があるかもしれません。

■2場
 ジョルジュ・キャサリン2人の場面:ジョルジュに少しうわずりが出ている感じ。落ち着くところは落ち着いているので、メリハリを付けていると言えば言えるのですが、伝えたい熱意が発声速度を上げてしまうのでしょうか。キャサリンは終始落ち着いていました。太田では神山さんがゆっくり目に演じられていて、2人の心の交流や内面理解の進展がジワジワと伝わってきたのですが、前橋では少し薄くなった感じでした。
 ♪デラシネ:ジョルジュソロの歌ですが、一緒に居て歌うことのなキャサリンはどう動くのがいいのだろうか? 寄り添うのか離れて見守るのか? 表情・動作・演技は? この場面の作り方は団員さん全体で話し合って欲しい。ソロ歌の相方の演技は難しいのです。
 そしてこの2人を冷やかしに入ってくる連中。冷やかす側と冷やかされる側が合わないと楽しさが半減する。冷やかされる側が無反応ではいけない。(キス「マーク」は笑えましたがね)
続き(2) by パユ吉 [ 2018/11/13(Tue) 22:49:21 ]
■3場
 闘牛士とフラメンコ:色彩が鮮やかで見応えあり。ムレータのダンスは躍動感たっぷりで満足感は高いです。舞台が狭いので、密集したところでムレータが舞っていた効果もあるのでしょうか。本番舞台では、闘牛士の間隔をどのように作ると、もっとも見栄えがよくなるかも研究したくなりますな。(余計なことですが、ムレータを4枚合わせると、アメリカのIT企業のソフト製品になる? 赤青緑黄だったっけ?)
 ろみおさん:いい声してますねえ。声量もあるし、太さも十分。きりっとした表情には惚れ込んでしまいます。「三銃士」のときにはあの声はなかったと記憶してますが、あの発声は自慢していいと思います。
 アメリカ人たちが入ってきて、マークが感想を陳べるシーン:さえさんの遠くを見る目線の先に、仮想の会場の熱気が伝わってきていました。
 リベラ:POUM代表としての威厳を出して欲しい。重々しさを感じるほどの語り方ができるようになるといいのですが、表情や動き方やメイクでも伝えられると思う。亜実さん優しいから、重厚な役は難しいのですが。
 アギラール:森尻さんのちょい悪役。私、実は(森尻さんがこの役、演じ切れるのか、と)心配していたのですが、どうやら心配は無用だったような。目元が締まって、相手を威圧する視線・話し方ができていました。相手を見下すような演技に終始していたのも良かったですぞ。
 アギラールとジョルジュの会話:「戻れないのか、あの頃に」 この場は大事にして欲しい。2人の回顧のシーン。少しでいい。2人に昔を思い出させる「間」を入れて欲しい。思い出させておくと、この後の「変わらんな」も活きてくる。
 コマロフ:威厳たっぷりでした。アギラールに有無を言わせず黙らせるところは、重さも十分。
 タチアナとリリアン:優しさを封印して、冷徹さをもっと前に出して欲しい。リリアン登場シーンでは強烈なイメージを植え付けてくれますが、目線にはまだ優しさが残ってしまっている。なにがあっても笑みを浮かべない鉄の演技を続ける必要があります。2人とも凍り付くような冷たさを演じられると、後に出てくる対コマロフ・対アギラールとの恋慕のシーンがぐんと引き立ってきます。普段は徹底的に情けを排除する表情を意識してみて欲しい。(かほさんが強烈すぎる・・・ という話しも)
 ♪内戦:残る決意は歌詞の中で説明されている、と。各役の表情にも決意の固さが出ていました。

■4場
 「死なないで、ヴィセント」「あんたが好きだから」「これからもずっと一緒さ」 切なさがたっぷり込められているセリフでした。
 セビリア生まれのカルロス、セビリアが陥落したと聞いたときの落胆の表情はとてもいい。
 そして、上手の奥で背中をだけを見せていた神山さん、背中で感情を表していましたね。背中で演技できると、演技の幅が広がりますね。
 セビリア奪還に固執するグループ/バルセロナ防衛に固執するグループ。それぞれの意見の対立が表面化してきますが、ここはわかりやすくなっていました。仲間割れの端緒となる部分です。
続き(3) by パユ吉 [ 2018/11/13(Tue) 22:51:08 ]
■5場
 パオロの「いっぱしの」。私は隠れて笑っていたのですが・・・ パオロって、江戸っ子だったんだ、と。(実は東京方言なので) からかうパオロと受けるルイーザのやりとりはほほえましい。
 2通の電文:「一文字ごとに空きがあるのね」 ここで謎かけをしている。せっかく仕掛けたのだから、回収をして欲しいの。「なにかある」と考えさせる「間」、そして、実際に文字を組み立てて行く過程をいれてみてはどうだろうか? 「一文字ずつ組み合わせていくと・・・ エヌオー ピーエー・・・」とゆっくりと読み上げて行って、謎を解く。解読過程でも一体感を強調できる。コナン君のごとく一撃で解読してしまうにはもったいない。
 戦場の恋人たちのシーン、好きです。
 コマロフとマークの友情も笑える。
 そして極めつけは、「血の気が多いから」「敵陣に向かってフラメンコを踊りかねない」2人。実際に下手の見えにくいところでフラメンコを踊っているのに、気づいた人はどのくらいいただろうか? 本番では山台を活かしてくるのか、それとも別な演出にするか。山台にはバリケードが築かれているから、作り方がむずかしそう。
 タリックの治療シーン○。タリックが復帰してくるときのセリフに、この治療内容が活かされているのには笑えます。(※)
 エレンの戦場ボケ演技は笑えるところですが、エレンを抑え込む周囲の人たちが抑え込みきれていない感じ。エレンが後ろの控え目な立ち位置に居て、コマロフ/タチアナが敵方に集中してしまっているのが原因かも。(間隔の開きすぎ) エレンは出過ぎる位に前に出てきていいところ。抑え込む人は押しつぶしても、それこそ脚をもって引きずってでも後ろへ下がらせる動きを入れると、より楽しくなる。太田ではこれができていた。

■6場
 上手で密かに行われているエレンへのフラメンコ指導。無言で行われる背景演技ですが、細かいですね。そのエレンのポーズを写真に収めているジョルジュも。戦場を思わせないような、ちょっとほっとするシーンを作り出していました。
 「ビロング」から「ストロング」へ。大学生らしい洒落ですな。中学生で理解できる、かな?
 タリックの「スペインの強い酒を『腹から』飲んだ」(※) ジョルジュの応急処置はそうですもんね。その後の「ありがとう」「無理すんなよ」はいい掛け合いでした。
 ♪一枚のカード:カードの引き方はゆっくりで、いい雰囲気を出してました。どんな結果が出てくるかを想像させるような動きでした。歌詞もよく聴くと怖い感じがありますね。「愛する人に 希望を託して 静かに ひそやかに」 ジョルジュが物語りの後、どうなるのかは語られないのですが、この歌の中にちゃんと暗示されているんです。カード占いは当たる。そして、「愛する人に」「希望を」託している。となると、・・・ (以下、自粛) この気が出たとき、ジョルジュはどう反応すべきかは考えどころかも。
 ミュージカルは歌の場面になると、どちらかというとホッとする(緊張感が緩む)ことが多いのですが、この作品は歌の中に重要なメッセージが込められていることが多いようです。観客も、能動的に歌詞の意味を真剣にとらえないと、作品の良さが理解できなくなりますし、そもそも話しの流れがわからなくなります。ぼんやりと歌を聞いていると、「ボーっと歌を聞いてんじゃねえよ!」と5歳の女の子に怒られそうです。
 ♪運命の人:ベテランの2人の歌声の響かせ方を堪能させていただきました。

■7場
 ♪俺たちは:銃床を打楽器として使ってもらったのかな。靴音でも代用できてしまいますが、アクセントを添える打撃音は、この歌には合いそうです。
 「敵の味方になっていた」 なんか難しい日本語表現なんですけど。(boso)
 「俺たちは誰を信じていいのか(ラモン)」「国が滅びるのは内部の分裂から」 そして、リリアンとベルタの主張(みんな正しいと信じて)。PSUC/POUMの分裂の背景が少しわかりやすくなりました。
 ♪One Heart:輻輳する複数の歌詞を聴き取れるようになると楽しい歌です。でも、一度では聴き取れないですね。


【2幕】
 少しわかりやすくなったようなのですが・・・ まだベルタとテープの関係がわからないぞ。
続き(4) by パユ吉 [ 2018/11/13(Tue) 22:52:14 ]
■8場
 「リベラが『射殺』されるところを見るであろう」 たった一言を変えただけですが、こっちのほうがわかりやすい。この一言は大きな違いがありますから。PSUCメンバーがリベラを非合法的に謀殺しようとしていることがはっきり伝わります。これが、「取引をしようか」の脅し文句にも活かされていますね。この言葉に対してのベルタのうろたえようもいい。ベルタのリベラへの想いがしっかりと伝わってくる動作でした。
 そして、その後のこのやりとり、「リベラを射殺しないと約束して」「いいわよ、ベルタ」。タチアナの言葉には重さが欲しい。ベルタを威圧し、指示に従わざるを得なくなるほどの圧力を掛ける言葉なのです。
 サンジョルディのダンス:手首をひねりながら上に上げていく動作って、柔らかくて、きれいでとてもなまめかしくて好きです。闘牛士役が演じてもきれいですもんね。歌詞の「ドラゴンは娘を『食べた』」というフレーズはちょっとわらえますね。食料品みたいな感じがして・・・
 ここでPSUCとPOUMを取り違えるセリフ違いは無視して、と。
 イザベラ撃たれる:撃たれた場所(押さえたところで表現するしかないのだが)はちょっと注意が必要かもしれない。胸部ですと命にかかわる部位。相手の攻撃力と戦意を削ぐ目的で、致命傷を与えないことを狙うなら、利き手でよさそう。タチアナの射撃の腕なら外すことはない。イザベラが拳銃を落としているのでね。このシーンを真剣に考えると、イザベラも軍人。訓練はされていますから、そう簡単に撃たれることもないのですが。(タチアナの速断力の勝ち、かな)
 岩本さんもいい演技をされています。これに肘から先と腰から下の動作表現力が加わると、役者として大きな演技が加わると思います。
 「リベラ、許して」のベルタの言葉に、リベラの反応が不可解。リベラはこの状況をどこまで理解できているのか? おりこさんの迫真の訴えかけ演技に、リベラがきちんと応答して欲しい。
 「それ以上言っては命がなくなる」 このセリフが出る前に、銃口が相手に向けられていなければならない。動作の先後が逆になっている。銃口が向けられて、それを察知して発言を止めに掛からなければならないところです。「なんとかベルタを助けてください」も、心配の度合いが薄かった。

■9場
 「俺の専門は陸上競技で」 タリックはテレサを見て、間を置いても言う一度テレサを見て。夏穂さんの技巧が光っています。タリックの自問、内面の葛藤をうまく表していました。テレサに自分の行動を止めて欲しいと訴えかけているようにも感じるところです。「戦いたいやつが戦えばいい」
 「出て行ったのはエリック?」 この言葉にはかほさんの優しさが込められていましたな。

■10場
 マークとパオロの芝居打ち。タチアナは早くに企みを見破っている表情を示していて、リリアンも遅れて見破っている。が、ソ連とPSUCの裏の思惑は微妙に違うところが面白い。見る側が想像力を巡らさなければならないところですが、一般にわかってもらうにはどうすればいいだろうか。
 「キャサリンとベルタを残してもらえないだろうか」 コマロフの提案だが、これをPOUMメンバーはどうして受け入れたのか? ここは最大の疑問点。この場面の前に、「貸しにしておくぞ」(テープを巡って)という場があったのですが、その貸しの代償がこれだったのだろうか?
 「誰かこいつ(キャサリン)をぶち込んでおけ」 ここで兵士が出てくるが、その後に♪愛の真実(しかもソロ)があるので、ぶち込んでおけない。つっこむ訳ではないが、チグハグ感が出てしまっている。(一度連行したあと再登場するのも変、連行する兵士が出てこないのも変)
 キャサリンがアギラールと話しをするシーンも、キャサリンの話しかけにアギラールの心が揺れるはずなんですが、この表現がそっくり抜けてしまっている。13場の和解への伏線となる言葉を掛けているところなので、活かして欲しい。

■11場
 ♪サンジョルディ:ソ連やドイツ、ヨーロッパ諸国の国際関係を説明している歌詞はとても面白いのです。面白さを味わうには、ベルサイユ体制以降の世界史知識が要求されますね。
 「スターリングラードに武器を供給しよう」 言いたいことはわかるけど、局所飛躍した表現なのです。(ドイツに備えて、ソ連邦内の武器の充実を図ろう、という程度のものなのです。スターリングラード攻防戦は1942年6月からなので。)
続き(5) by パユ吉 [ 2018/11/13(Tue) 22:53:48 ]
■12場
 無伴奏のネバセイデュオは聴かせどころですね。
 ♪バルセロナの悲劇:飛行機の音・遠くの爆撃音は効果的でした。どこで音源を見つけてきたのやら。
 アギラールとリリアンの愛も見せ場の1つでした。そして、アギラール負傷時の「助けるぞ」の一言も。アギラールの救い出しは13場への伏線にされていますが、アギラールはこのとき意識はありましたっけ?

■13場
 「見知らぬ兵士が物陰に隠してくれる」 言いたいことはわかるが、セリフに戦場の切迫感がない。(銃弾が飛び交う中、飛びだそうとしている俺の脚を無理矢理引っ張って、物陰に引きずり込んでかばってくれる)かな。
 タリックは「母親と会って」戻る決意をした、ということですが、補足を入れてもいいかも。母親とどんなやりとりがあったのか。「戦いたい奴が戦えばいい」と宣言した決意を翻意させるだけの強い動機付けがあったと思うので。
 「皆に飲み物を配ってやってくれ」 皆の期待をよそに、真っ先にニックに飲み物を持っていくところは笑えます。で、配られたものが「アブサン酒」。生で行ける人は、相当に強いですな。(アルコール度数は最低でも40度、一般で70度。口を付けただけで火を噴くほどで、ウォッカと並ぶ強い酒。)
 アギラールに対峙する瑞希の目線の鋭いこと。憎しみ100%の視線で、アギラールを刺し殺していますわ。アギラールの処分に対してのジョルジュの「思い出せ」の言葉は強かった。
 「アギラールを助けたのはリベラとベルタだ」 ここが12場からの伏線なんです。アギラールに意識があったかどうかで、この言葉の生死が掛かってくるの。
 和解の過程は丁寧に演じてきているな、と感じました。きれいでもありますしね。
 各パートナー同士の愛の語り合いはホッとする場面。上手下手に分かれての背景演技(スローで流れる)も味があります。戦いが終わった後の清らかさが漂ってきそうです。
 ラストシーンでジョルジュはカメラを持っていませんが、カメラマンにとってカメラは命と同じ。片時も手放さないはずなので、持っていたほうがいいところですが・・・ あえてカメラを持たないことにも別な意味が出てくるのですが、もしかしてそれを狙っていました? (一枚のカード、からの伏線を絡めると)

@@@@@@@@@@@@@@@
 表情が付いてきていますが、まだ足りない。細かなシーン単位(数秒から1分程度)に切って、そのときの役の心情について話し合いを持って欲しい。(当事者以外に、外からの意見も聴きながら) お互いの心情や変化を意識・確認しながら、表情や仕草をシーン単位に確実につけていくといいです。

 勝手に書き殴っていますが、ご容赦ください。(7661文字、太田WSのときよりも文字数が多いのはなぜ?)
Re: 前橋ワークショップ! by さあや [ 2018/11/14(Wed) 04:33:32 ]
やえこ様

お返事遅くなりました、
リリアンを演じさせていただきました、須田です。
前橋WS、ご来場くださりありがとうございました!!!

冷たい?怖い?ただの一言では表せない役所だと思っています。いい意味でショックを受けていただけたのなら、よかったです(笑)ですが、ただの冷徹な人というだけにはならないように、彼女の心の奥底までお客様に届けられるよう、本公演に向けて精進してまいりたいと思います!!!

ネバセイは、一人一人の役全てにちゃんとスポットが当たっています。それぞれがどんな思いを持っているのか、3時間という短い時間ですが、『全員主役』のネバセイ、WSから一回りもふた回りもレベルアップした舞台を来年まで楽しみにしていてくださいね♪(^O^)
Re: by かほ [ 2018/11/14(Wed) 09:43:23 ]
パユ吉さま

太田WSでタチアナを、前橋WSでアニータを演じました、白井です。2つのWSにご来場頂き、そして沢山の貴重なご意見ありがとうございました😊

今回は人数の関係もあり、全員が2役演じるというハードな演目になっております。その分、2役の違いや台詞の解釈など考えるべきことの重みが例年より大きいと感じております。
武正先生の脚本は「全員が主役」とよく言われますが、全ての役に必要性があり、スポットが当てられていることは間違いありません。しかし、それを脚本に任せきりにするのではなく、自らの役割をきちんと理解し、お客様に伝わるようにアウトプットする方法を見出すことが、WSを経た私たちの課題でもあると思います。
次回物語の全容を皆様にお見せするのは本公演となります!あまりの早さに驚きますが笑 団員一同頑張ってまいります!!
これからもアラムニーをよろしくお願いします!
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