安中千秋楽 by 小鳥
[ 2016/03/27(Sun) 19:41:44 ]
安中(松井だ!)千秋楽、お疲れさまでした。 個人的には昨年伺えなかったので、2年ぶりのAlumnaeでした。
まず言いたいのが、アナベル中西さんが、濃いいです(笑)。 表情、動き、存在が濃厚で、舞台右端に、アナベル、オルランド岩上さん、リリアス須田さんの、表情濃い組が集結した時、ちょっと舞台が傾いて見えた程です。つい目で追ってしまう存在感でした。
印象的だったのはミカエラ依田さんの声です。可哀想な役なのに、惨めに見えないし、かっこ悪くならないのは、声に透明感があるからでしょう。彼女の丁寧な演技に、ホセを想う気持ちが伝わってきました。ちなみにミカエラに想われる、そのホセが想う人だからこそ、カルメンの魅力も倍増されると思うのですが、最初の起点はやはりミカエラの純愛だと思います。そこがとても上手く表現されていました。また、カルメン林さんとの場面では、白と赤、金髪と黒髪、慈愛と情熱というように、対比が見事でした。
そのカルメン林さんは、小柄でお若いのに(笑)、とっても色気がありました。はすっぱで、正直で、火の玉のようなカルメンに、後半はとても惹かれました。特にホセに一度刺され、二度目の絶命に至る前の微笑みは圧巻でしたね。慈愛すら感じました。とは言え、ホセの物にはならない、ジプシーの女として何よりも自由を渇望するくせに、ホセに囚われることを運命として待っているって、やっぱり火の玉です。
そんな火の玉に焼かれたドン・ホセ阪本さんが、まだ清廉潔白だった頃、お縄にしたカルメンにそそのかされて、解き放つまでの場面も印象的でした。白い縄が長くなったり短くなったりして、そこにホセの葛藤がよく表れていました。(縄を解かれた時、期待に違わず、笑うカルメンも素敵。) エスカミーリョとカルメンに嫉妬する姿は、「あーあ」と思いながら、何故か観たくなる場面でした。「居る!こういう人居る!」と思いながら、よく似た知り合いの男性を浮かべてしまったりして(笑)。←余計なお世話です。
歯並びの美しさが印象的な、エスカミーリョ萩原さんの歌も素晴らしかったです。お金があって、自信もあって、仕事も出来て、性格も素晴らしいのに、どうして生き急ぐ(死に急ぐ)カルメンに惹かれます?と思うのですが、難易度の高い女性にいっちゃうんですね。マタドールだから。
最後になりましたが、全編、菊地さんのエレクトーン演奏がとにかく素晴らしかったです。贅沢な舞台を見せて頂けましたこと、心から感謝します。来年の舞台も本当に楽しみです♪
No Title by なお
[ 2016/03/31(Thu) 06:35:21 ]
小鳥さま コメントありがとうございます。 返信が遅くなってしまい申し訳ありません。 グラナドス組でオルランドを演じました岩上です。
お久しぶりの公演いかがでしたでしょうか? コメントも綺麗な言葉が並んでいて、ここまで感じてもらえるのかと驚きました!素敵なお言葉ありがとうございました!
16thカルメンは終わり、また新しい年に向けてスタートし始めました。来年度がどのような作品になるのか、人数がどのくらいになるのかまだ想像もつきません。「明日のことは遠すぎてわからない」のです。 これからどうぞアラムニーをよろしくお願いします。 本当にありがとうございました!
Re: 安中千秋楽 by さゆり
[ 2016/04/02(Sat) 19:12:12 ]
小鳥様
書き込みありがとうございます(^ ^) グラナドス組カルメン役の林です。 嬉しいお言葉、たくさんありがとうございます!
「火の玉」…!なるほど!素敵です。 絶命のシーンですが、千秋楽にして初めて思わず笑みがこぼれました。身にまとったものをすべて捨てて、愛する人にこの身を委ね…カルメンにとって、とても幸せな瞬間だったと思います。
この度はご来場、本当にありがとうございました! また来年、アラムニーの舞台でお会いできることを楽しみにしております。 これからもアラムニーをよろしくお願いします!!
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