辺見庸「抵抗論」に朝鮮戦争に対して日本人は無関心であり反戦運動もなかったと書いてあり、おやと思った。 哲学者の廣松渉は高校の時に校門で朝鮮戦争反対のビラを撒いて退学になったのではなかったか。 それどころか廣松氏が属していた九州の活動家の間では戦線が九州まで拡大することを想定し武器の輸入すら画策していたのではなかったか。 荒唐無稽な武器輸入云々は措くとしても稍“傾向的”な高校生が校門で反戦ビラを撒く程度で退学になってしまう程度には関心は持たれていた、というよりそのようなスケープゴートを作ることで無関心なフリをさせられていたのではないか。 |