教えてください by 昔化学を学んだ者
[ 2014/12/20(Sat) 18:40:24 ]
研究テーマ詳細の高歪み化合物を用いた多核錯体の合成とその反応性(2)の中のOrganometallics2002,21,717-726の反応スキームでfcppに反応させる白金錯体の配位子がPPh3なのに、生成物はPMe3が配位子になっています。溶媒や他の反応物がPPh3と置換しているのかもしれませんがどうなのでしょうか。PPh3は大きすぎて生成物を作れないのかな?などと考えましたが、どこからPMe3がきたのかが分かりませんでした。よろしければ教えてください。
Re: 教えてください by 21 YSN
[ 2014/12/25(Thu) 17:55:38 ]
こんにちは。返信が遅くなってしまい、すみません。 この論文を確認したところ、HPへ掲載しているスキームが間違いでした。 正しくはfcppとPt(PMe3)4の反応、fcppとPt(PPh3)4の反応のどちらも別々に行っています。 そして、Pt(PMe3)4の場合では掲載された生成物が得られました。 Pt(PPh3)4の場合では、仰られているように立体的に混み合うことも起因し、生成物の2つのPPh3のうち1つが外れて、空いた配位座にfcpp側のMnに配位しているCOがMn,Ptを架橋する形で入ってきます。
長くなってしまい失礼します。 今回はこちらもご指摘のおかげで間違いに気づくことができました。ありがとうございます。 出来るだけ早めに訂正しようと思います。 (年末年始を挟んでしますかもしれませんが…ご了承ください。)
Re: 教えてください by 21 YSN
[ 2015/01/19(Mon) 10:08:17 ]
ご指摘いただいた部分を修正いたしました。 (誤:[Pt(PPh3)4] → 正:[Pt(PMe3)4]) 編集権限の有無変更などで大変遅くなってしまい、ご迷惑をおかけしました。
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