2011年度のGNCAについて by Vami
[ 2011/01/14(Fri) 12:09:49 ]
子どもの相対数が減少している中、野外業界の数は次々と増え、GNCAという団体が、世の中にとって、本当に求められる団体なのかどうかが、問われる現状となってまいりました。
そんな中、今年の夏は、熱中症の事故から始まり、多くの新しいリーダー達と共に迎え、「安全」を約束できる状態ではありませんでした。
このままでは、ダメだと感じ、僕自身のスキルアップを目指し、細かい配慮や、技術そのものの向上をこの秋から心がけて参りました。ただいま試行錯誤を繰り返している最中です。しかし、1人では限界があると感じています。自分自身の力だけではなく、リーダーたちと共にこの団体の質を高めていきたい。と今は思っています。
GNCAにはたくさんのリーダーたちが関わっています。その中には学生から社会人の人まで様々です。それぞれの立場でこの団体を支えて頂いています。それは参加が多い、少ないではなく、この団体のために、もしくは参加している子ども達のために何かできないかと思う気持があるからこそ、ボランティアという形で関わってもらっているのだと思います。
しかし、子どもたちの背中を押す力が、それぞれのリーダーたちの持つ力ごとで、大きく差があるのは、仕方がないことなのでしょうか。
団体のカラーとして、GNCAの野外教育は本物だと感じてもらいたいのが想いです。しかし、今の相対的なマンパワーの現状ではそれが叶わない。そのため、来年度から大きな一歩を踏み出すことにしました。
リーダーは、ボランティアという名の通り、NPOを支える支援者だと思っています。 子どもたちのために何ができるか。
その方法として、活動に参加し、直接子どもたちの背中を押す人が居ます。 その方法として、事務局のお手伝いをする人が居ます。 その方法として支援金という形で、活動に参加する人の手助けをする人がいます。
どれもNPOを、GNCAを支えて頂ける人たちの行動の現われだと思います。
今後GNCAの活動はより深い、丁寧な野外教育をしていくために、活動に参加して頂けるリーダーたちには、多くの研修を受けて欲しいです。それが出来ないと参加をさせないとまでは今はいいません。しかし、今のまま活動を続けていくことは、大きな事故を起こしかねないと思うのです。
ファミリーダーとフリーダーとの差を今回大きく付けさせて頂きました。 フリーダーの方からすると納得のいかない差かもしれません。
現状として「したい」「したくない」ではなく、「出来ない」環境にいるリーダーが、なぜそこまでして差をつけられ、リーダーを続けていけるんだ。と思うかもしれません。
少し考え方を広げて欲しいのです。 活動にいけない分を、ファミリーダーの人たちを支援するという形で、GNCAを支えて欲しいのです。
ファミリーダーとして責任をもって1年間子どもたちに関わり続けることは、また、研修や下見を強いられることは、勇気が要ります。簡単なことではありません。気軽に参加できるわけではないのです。それでも第一線で子どもたちと関わりたい、と言ってくれたリーダーたち、それがファミリーダーです。 そんな彼らを、同じ仲間として、応援してあげて欲しいのです。正直にいいますが、フリーダーの人たちの登録費は、全てファミリーダーたちの交通費などに当てられます。そうやって活動を支えて欲しいのです。
来年度、今まで全リーダー達にあてていた交通費の予算をファミリーダーの交通費や、ユニフォームの支給にあてようとしています。それでももちろん予算上の話をすると今までより赤です。
それが果たしてボランティアなのか? といわれると、そうではないかもしれません。強制的にお金を徴収するという行為はボランティアではないかもしれません。それが出せないと活動に参加できない意味が分からないと思うかもしれません。
下記の【かげ】の意見を読んだあと私Vami個人として思ったことは(GNスタッフ全員ではなく)、支えたい気持が一緒なのだから、お金で差をつけるということに疑問を感じるのも当然なのかもしれないと思いました。GNCAを支え方をお金と活動で支えるのか、活動のみで支えるのか、その違いだとしても、そこにお金が絡むからややこしい話になるのだとすれば、もう少し考え直さなければならないかもしれないと感じています。「登録費」という名の「支援金」なのだとすれば、その額はその個人で決めればいいのではないかという考えもありそうです。
実際に登録料、交通費、ユニフォーム等をどうするかは再度考えます。そして今月中に最終決断をだします。
説明責任があると感じ、どういった考えで、経緯で今回の結果になったかを記載しました。 質問等は【Vami】までお願いします。
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