まだ的中できない男 by なおちゅう
[ 2019/12/22(Sun) 14:47:57 ]
有馬記念 ?→??→????(6点買い) グランプリに相応しい精鋭が揃った今年の有馬記念。現役最強牝馬アーモンドアイが熱発のため香港遠征を取り止め、この有馬記念に出走してきたおかげでレースの格が断然上がりました。でも本来、日本一強い馬が日本一決定戦に出走するのは当たり前の事なのです。 そもそも有馬記念が開催されるまでの日本競馬では、最高峰のレースは年2回行われる天皇賞でした。その頃の天皇賞は勝ち抜け戦で、1度優勝した馬は二度と天皇賞に出走する事ができず、日本一決定戦と呼ぶには相応しくありませんでした。そして秋競馬はその天皇賞と菊花賞が終わると終了したような雰囲気になるため、暮れの中山開催は中山大障害があるだけで盛り上がりに欠けていました。それを変えたのが昭和30年に第2代日本中央競馬界理事長に就任したばかりの有馬頼寧氏でした。 有馬理事長は「暮れの中山競馬場で日本ダービーに匹敵する大レースを」と提案し、当時としては他に類を見ないファン投票で出走馬を選出する方式を採用して日本最強馬を決定する「第1回 中山グランプリ」を創設したのです。そのレースには天皇賞馬が3頭、そしてクラシックで活躍した若駒たちも出走し、文字通り日本最強馬決定戦となり大盛況に終わりました。 ただ「中山グランプリ」というレース名はあくまでも仮称で、正式名称は公募によって「中山王冠賞」や「中山大賞典」等が候補として上がりましたが、決定には至らず据え置かれていました。そんな中、レースの興奮冷めやらぬ年明けの1月9日に有馬理事長が肺炎で急逝したため、その功績が称えられ第2回中山グランプリ以降レース名を「有馬記念」として今日まで続いているのです。 有馬記念は馬券の売り上げ世界一のレースでもあるため、出走馬も当然最高レベルでなければなりません。メッキが剥がれてきたジャパンCなど早く春か夏へ移設し、有馬記念の賞金総額をもっと上げて盛り上げるべきだと僕は思います。でも今年は素晴らしいメンバーが揃ったので、久々にワクワクしながら予想もレースも楽しめそうです。 さて僕の馬券王GP予想ですが、今年は後半に入ってから全く当たらなくなり、この有馬記念も権利無し予想になってしまいました。年間馬券王でも規定的中数に達しないため権利無しでは参加する意義もありませんが、全て自分の努力が足りなかったからなので言い訳もできません。最後くらいは意地を見せたいと思います。 本命はフィエールマン。前走凱旋門賞では全く見せ場もなく終わりましたが、馬場適正が合わなかっただけで気にする事はないでしょう。遠征の疲労も残っていないようで、追い切りの動きも抜群です。アーモンドアイが出てこなかったらルメール騎手に乗ってもらえたんでしょうが、それではもっと人気になってしまっていたので面白くなかったですね。有馬記念を何度も勝っている池添騎手なら鞍上弱化ではないでしょう。叩き台と本番を分けて使われており、札幌記念やAJC杯の敗戦はまさに叩き台で本番に繋げるレースのため、国内の本番レースでは確り結果を残しています。今回の有馬記念でも人気は落としていますが、一発やってくれると信じています。
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