先月の東北遠征の折に読んでました。白河城のシーンから始まりますが、まさに白河城を車窓から見ながら読み始めました。前回の旅行の時もそうでしたが、小説の舞台となった場所でその本を読むのはいいですね。旅の醍醐味かもしれません(笑)
で、内容ですが、まず兼続と政重がカッコ良過ぎる(笑)こっちを大河の原作にして欲しいくらいです。 米沢移封後の国造りの様子は、以前読んだ「上杉鷹山」(D門氏の本ですが)を彷彿とさせます、って鷹山の方が兼続を参考にしてるそうですが。ともかく、鉄砲村の話や、幕府とのやりとり等、他の小説で触れられていない部分が多くて、参考になりました。 南原さんお得意の「フィクション」の部分も、史実の部分から破綻を感じさせないだけのリアリティを感じました。過去「謀将」シリーズは「真田昌幸」と「山本勘助」も読みましたが、「フィクション」部に関しては、この本が一番面白いかと。
余談ながら、只今近衛さんの「前田慶次郎」を読んでいる最中です。近衛さんといえば、近ごろ「上杉景勝」もご出版されたようですよ。 |